仕事のやる気が出ないときはどうする? 原因とやる気を出す方法を解説
なんとなく仕事のやる気が出ない、モチベーションが上がらないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。「仕事のやる気が出ない」=「無気力、不誠実」ではありません。長く仕事を続けているとやる気が出ないタイミングは誰にでも訪れます。
本記事では、仕事のやる気が出ない原因や、やる気を出す方法について詳しく解説します。
仕事のやる気が出ない5つの原因
仕事のやる気が出ない原因は、主に以下の5つと考えられています。
- 心身の疲労がある
- 職場の環境や人間関係が良くない
- ミスをして自信を失っている
- 仕事への興味が薄れている
- 仕事への評価や給与に納得していない
仕事の話だけにとどまらず、心身の健康状態やプライベートにおける問題を抱えていると、やる気に大きな影響を及ぼすことがあります。具体的にどのような原因が考えられるのか、1つずつ見ていきましょう。
心身の疲労がある
心身の疲労があるとやる気が出にくく、仕事のパフォーマンスが低下することがあります。例えば、ノルマ達成へのプレッシャーを感じていたり、業務量が多く毎日残業が続いていたりする状態では、気づかないうちに疲れが蓄積し、やる気が低下してしまいます。
また、生活リズムが乱れているときや、私生活で大きな悩みを抱えているときもモチベーションが低下し、やる気が継続しないケースが多くあります。
職場の環境や人間関係が良くない
職場の環境が良好でない場合は、会社やメンバーのために頑張ろうという気持ちが失われ、やる気が削がれてしまいます。恒常的に残業がある、休暇を取得しづらい、尊敬できないリーダーのもとで働いているなどがよくあるパターンです。
また、上司と思うようにコミュニケーションが取れない、相談できる同僚がいないなど、職場の人間関係に悩みがある場合もやる気が低下してしまいます。職場の人間関係はストレスの要因となりやすく、仕事へのモチベーションに大きく影響します。
ミスをして自信を失っている
仕事でミスをしたとき、また同じ失敗を繰り返すのではないかと考え、萎縮してしまうこともあるでしょう。ミスによって自信を失い、やる気が低下してしまうケースも多くあります。
仕事のミスは誰にでも起こり得ます。大切なのはミスした原因を分析し、繰り返さないようにすることです。自分の記憶やメモを頼りに細かく原因を探っていくと、何が問題であったのか明確になるはずです。原因が分析できれば対策を立てられ、ミスが教訓へと変わっていきます。
仕事への興味が薄れている
現在の仕事にミスマッチを感じ、興味・関心が持てない場合もやる気が低下してしまいます。希望の会社に入社できても、自分の携わりたい仕事に携われない場合もあるでしょう。仕事にやりがいを感じられないと毎日がつまらなく感じられ、意欲が湧いてきません。
また、社風や職場の雰囲気が自分に合っていなかったり、会社の商品やサービスに魅力を感じられなかったりする場合も、やる気の低下につながってしまいます。
仕事への評価や給与に納得していない
たとえ少々難しいと感じる仕事であっても、成果を正当に評価され、給与に反映されれば仕事へのモチベーションは高まっていくでしょう。反対に、努力が認められなかったり成果に見合う給与が与えられなかったりすると、努力する意義を見いだせず、やる気が低下してしまいます。
人それぞれ考え方は異なりますが、成果が認められ対価として報酬を得ることで人生を充実させていくことも、仕事をする目的の1つです。正当な評価と給与の両方が揃ってこそやる気が保たれます。
仕事のやる気を出す4つの方法
仕事のやる気を出す方法としては、主に以下の4つが挙げられます。
- 仕事とプライベートのオンオフをつけ、リフレッシュする
- 体を動かす
- ポジティブな言葉や視点を取り入れる
- 会社への交渉や異動を試みる
仕事のパフォーマンスを維持するには、やはり自らの取り組みが非常に重要なポイントになります。具体的にどういったことをするべきか、効果的な方法をご紹介します。
仕事とプライベートのオンオフをつけ、リフレッシュする
真面目な人ほど休日も仕事のことが頭から離れず、つい考えてしまうものですが、常に仕事のことを考えていては心身の疲労が回復しません。休みの日は仕事のことは一旦忘れ、思い切りリフレッシュして疲れを癒やすことがパフォーマンスの維持につながります。
趣味の活動など私生活の中でも多くの発見があり、仕事を頑張る理由につながるケースもあります。プライベートが充実することで仕事に前向きに取り組めるようになれば、人生がより豊かなものになるでしょう。
体を動かす
朝目覚めたときに、「なんだかやる気が出ない」と感じることは誰にでもあります。そのようなときはまずは起き上がり、普段通りの手順で身支度して朝食を食べるなど、いつも通りに動いてみることで自然にやる気が出てくる場合があります。
また、頭で考えても良い解決策が浮かばないときは、思い切って体を動かしてみるのがおすすめです。仕事の合間であっても軽いストレッチや足踏みなどはできるはずです。体を動かすことで身も心もリフレッシュでき、やる気を取り戻せます。
ポジティブな言葉や視点を取り入れる
「やる気が出ない」「もう帰りたい」など、ネガティブな言葉を使うと気分も落ち込んでしまいます。やる気が出ないときこそ、あえてポジティブな言葉を使うことで、気持ちを切り替えられます。
「とにかく目の前のことをやってみよう」「あと少しだけ頑張ろう」など、前向きな言葉を口に出してみるのがおすすめです。やる気がないときは、会社や同僚に対しても悪い点に目がいきがちですが、意識して良いところを見るようにすることで気持ちも前向きになります。
会社への交渉や異動を試みる
評価や給与など待遇面の不満が大きい場合は、思い切って会社と交渉するのも1つの手段です。ただし、自己評価と周囲からの評価は必ずしも一致しません。交渉に臨む際は、自分の普段の仕事ぶりを冷静に振り返り、交渉の余地があるか検討しましょう。
また、部署を異動することで解決につながる可能性がある場合、正直に上司に相談してみると道が開けるかもしれません。それでもどうしても改善されない場合は、転職も視野に入れて行動してみるとよいでしょう。
仕事のやる気がある人の3つの特徴
仕事のやる気がある人には、主に以下の3つの特徴があると考えられます。
- プラス思考を忘れない
- 具体的な目標を設定している
- 地道な努力ができる
やる気がないときは組織や体制への不満を持ちやすい傾向がありますが、自分自身についても振り返ってみることが大切です。やる気がある人の特徴から学べることは多くあります。
プラス思考を忘れない
仕事にやる気のある人は、プラス思考を忘れず失敗を糧にできます。
「自分は何をやってもダメだ」と考えているとどんどん自信がなくなり、やる気も低下してしまいます。ネガティブなことを考えたり、口に出したりしても気持ちは変わりません。
それよりも、何事にも「失敗したらまたやり直せばよい」といった気持ちで臨むと、物事をポジティブに捉えられるようになります。プラス思考を持つことにより、努力を続けるモチベーションも維持できます。
具体的な目標を設定している
「仕事ができる社会人になる」といった曖昧な目標では具体的に何をすればよいのか分からず、モチベーションは向上しません。「〇月までに売上〇件を達成する」など、誰から見ても分かりやすい目標を設定するのがやる気を保つコツです。
目標が具体的であればあるほど必要な行動が明確になり、目標に向かって努力しやすくなります。自らの目標に向かって行動を重ねていると、能動的に仕事に取り組んでいるという充実感も感じられます。
地道な努力ができる
たとえ面倒に感じられることでも、コツコツと努力を継続できる人はやる気を維持しやすい傾向があります。急に大きな目標を定めてしまうと、継続が難しく挫折につながってしまうことがあります。まずは小さな目標を設定し、成功体験を重ねることがポイントです。
「毎日決まった時間に起きる」「毎日決めた時間は勉強に集中する」など、生活の中に取り入れやすい目標を設定して真面目に努力を続けることでやる気も向上していきます。
仕事のやる気が出ないときは自分を変えるチャンス
常にやる気のある状態で仕事に臨むことが理想ですが、誰しもやる気にはムラがあり、思うようにやる気が出ないときもあります。
大切なのは、やる気のない状態を受け入れた上で、何が原因になっているのか考えてみることです。心身の疲れや職場環境の悩み、待遇面での不満など、様々な要因が考えられます。
やる気は一度失われても取り戻すことができます。休養する、プライベートを充実させる、上司に相談してみるなど、実践できることは多くあります。長い人生の中の1コマ、自分自身を変えるチャンスと捉え、原因をしっかり分析し、やる気を取り戻す方法を1つずつ試してみましょう。
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