自身の経験から見えてきた「学び」の本質ー。”独りよがり”になってしまう勉強とは

アビタス営業本部長の毛利さんは、かつて司法試験合格を目指し、チャレンジしてきたご経験をお持ちです。最終的には司法試験合格を断念したものの、その後入社したアビタスでは、「学びを支援する」立場となりました。

これから資格取得を目指す人や現在勉強中の人といった、すべての「学ぶ人」へ向けて、毛利さんの実体験や反省を踏まえた「学び」へのメッセージを紹介したいと思います。

PROFILE
毛利 弘通
執行役員 

東京大学法学部卒業。2005年に株式会社 アビタス(当時:U.S.エデュケーション・ネットワーク)に入社。2014年に受講生サービス部から営業部に異動。スキマ時間を活用できる「スモールユニット教材」が忙しいビジネスパーソンのニーズに応え、講座販売実績が8年連続で伸びる。「自分の成長を会社の成長に。会社の成長を自分の成長に。」をモットーに学びの支援に取り組む。
※肩書と所属は、インタビューを実施した2023年9月当時のものです。

 

28歳で社会人スタート。以降アビタス一筋19年目

――まず自己紹介をお願いします。

アビタスで営業全般を見ています。国際資格を軸としつつBtoCからBtoBまで展開しているので、幅広い経験を積ませてもらっています。

個人のお客様向けのBtoCに関しては、主に「アビタスで学ぶことで、資格を取得できるか」「資格を取得することにどのような意味があるか」をお伝えしています。

一方、研修をお考えの企業様向けのBtoBには、資格取得ありきではなく「アビタスで学んだことをいかに実務で活かせるか」を提案しています。BtoCの資格取得のための体系的なコンテンツが既に整っているアビタスだからこそ、企業様の状況に合わせた研修を提供することが可能です。

――休日はどのように過ごされているのですか?

趣味の旅行を楽しんでいます。大人になってから旅行するときはピークシーズンを避けるため、平日定休を活用して楽しんでいました。でも、ここ数年は子供の学校を優先しているので、週末にしか行けないのが悩みですね。

とはいえ、大阪校出張の際は、前日に京都に立ち寄るなど、工夫をしつつ楽しんでいます。


――毛利さんがアビタスに入社したきっかけを教えていただけますか?

大学卒業後もチャレンジを続けていた司法試験を断念したところで、めぐり逢いました。

お恥ずかしい話ですが、今振り返ると、司法試験の勉強をしていた当時の私には、志がなかったと感じています。何となく法学部に行ったものの、企業に就職をするイメージがわかなかったため、司法試験の受験を選んだのです。

しかしながら、やはりあれだけの難関試験を突破するためには、「これを実現したい」「自分にはこれしかない」といった志がなければうまくいかないことを身をもって実感しました。

司法浪人を続けて、社会人になったのが28歳。ある種アビタスに拾ってもらったような感覚で入社し、20年近く経ちました。

――アビタスで働く中でどんな点にやりがいを感じますか?

自分の成長と会社の成長がリンクしていることに加えて、これらが「お客様の成長」ともリンクしており、それをお客様の試験合格や学位取得といった、目に見える形で実感できることです。

ここまでお話してきた通り、私は社会人としてのスタートが人よりも遅いほうでした。そのため、人と同じことを同じペースでしていたら、絶対追いつけないという危機感をずっと持っていました。昨日の自分より1ミリでも成長したい。そのような気持ちが日々のモチベーションになっていると思います。

――毛利さんにとってアビタスはどんな存在ですか?

成長の機会と実感を得ることのできる存在です。

会社のカルチャーとして新しいテクノロジーやメソッドを取り入れることに前向きなので、マンネリ業務とは縁のないチャレンジに携わることができています。

独りよがりな勉強で、合格から離れていないか

Img1618――アビタスのサービスをどんな方におすすめしたいですか?

「せっかく学ぶなら効果を最大化したい」「費用対効果を最大化したい」「実際のビジネスに活用できる知識を身につけたい」「国内のみならず海外でも通用する知識を身につけたい。それを対外的に証明できるようにしたい」と感じている方におすすめしたいです。

また、周りとコミュニケーションをとり、切磋琢磨しながら学ぶ場としても活用していただきたいと思います。私自身、司法試験を勉強していた頃は「独りよがりな勉強」をしていたと反省しています。

当時は、あえて周りとコミュニケーションをとらず、1人で集中して勉強すればその分実力がつくだろうと考えていました。

でも、自分では良いと思っていても、客観的にみると的外れなことが今振り返るとたくさんありました。自分1人ではなかなか気づけないんですよね。結果として、どんどん合格から離れていってしまったこともあったと思います。

教材や講座を利用するだけでなく「今、自分は間違った方向に進んでいないか」を確認する鏡としてもアビタスを活用していただきたいです。もちろんスクールとしてもサポートいたします。

あらゆる経験に学びは含まれている

――ご自身で今取り組んでいる「学び」があれば教えてください。
ビジネス関連書籍を読むようにしているほか、最近は書籍の読み上げサービスを活用しています。

――毛利さんの「学び」に対する想いをお聞かせください。

「学び」は構えて行うものではなく、“考え方”だと思います。このことはアビタスでビジネス経験を積むにつれて強く思うようになりました。

司法試験の勉強をしていた頃の私は、「資格試験のための勉強」こそが学びであると考えていました。しかし、アビタスに入社し管理職になって経験を積んでいく中で、全く関係ないように見えるコミュニケーションの一つひとつが学びであり、それが巡り巡ってビジネスにも繋がっていくことを感じるようになりました。家族や同僚との何気ない会話にも、見方を変えるとたくさんの学びが含まれているんですね。

あらゆる経験に学びは含まれており、それを受け取ろうとするか、受け取れるか次第だと思います。年齢を重ねても、学びは受け取ろうとすれば、いつでも受け取れるものなのではないでしょうか。

しかし、自分の周りにある学びをすべて取り入れていたら、パンクしてしまうかもしれません。そのため、今の自分にとって必要な学びは何かを考え、そうした要素が多く含まれている学びを選び取ることで、学びの密度は上がっていくと考えています。

国際資格取得を“当たり前の選択肢”にしたい

Img1563――最後に、今後達成したいことや考えているキャリアパスを教えてください。

国際資格の取得を日本のビジネスパーソンにとって“当たり前の選択肢”にすることです。

日々、様々な方とお話させていただく中で、実態以上に難しいと思われている資格が少なくないと感じています。例えばアビタスで取得を目指せるUSCPA(米国公認会計士)は幅広い知識を問われる傾向があり、深く掘り下げる日本の公認会計士試験を想像している方はギャップを感じるかもしれません。USCPAについて詳しく説明すると「ビジネスに広く活かせそう」と強い興味を示してくださる方が多い状況です。

正しい情報をわかりやすくお伝えすることで、皆様の先入観のベールを1枚ずつ剝がし、国際資格取得を“当たり前の選択肢”にしていきたいです。その中で「国際資格を目指すならばアビタスだよね」と、多くの方々に思っていただけることを目指します。

 

Articles

関連記事

  • TOP
  • メディア
  • 自身の経験から見えてきた「学び」の本質ー。”独りよがり”になってしまう勉強とは