「日本語教育におけるグローバルリーディングカンパニーとなる」実現に向けて

東京中央日本語学院(TCJ)教務主任の井上さんは、日本語教育一筋で活躍されてきたご経験をお持ちです。
TCJの「ミッション・ビジョン」に共感をされ、ここでなら「日本語教育のグローバルリーディングカンパニー」という大きな目標を実現できると、入社をされています。
日本語学校の教務主任というお仕事・これから実現したいとこをご紹介したいと思います。

PROFILE
井上 誕
留学ユニット教務マネージャー/教務主任

学生時代から日本語教育を専門に学び、その後も日本語教育一筋で歩んできました。
学生時代の教育実習から現地で活動した台湾をはじめ、海外の複数の国で日本語教育に携わり、前職ではベトナムのハノイに日本語学校を設立するという貴重な経験をしました。
現在はTCJで教務主任と留学生を対象に日本語教育を行う留学ユニットの教務マネージャーを担っています。

 

――まずは、自己紹介をお願いします。

TCJにて学校全体の教務主任と、留学ユニット教務マネージャーをしています、井上と申します。学生時代から日本語教育を専門に学び、その後も日本語教育一筋で歩んできました。

――TCJに入社した理由を聞かせてください。

TCJが掲げている「ミッション・ビジョン・バリュー」というものがあるのですが、特にその中の「日本語教育を通して世界中の人に人生を変える機会(PATH)を提供する」というミッションと「日本語教育におけるグローバルリーディングカンパニーとなる」というビジョンの壮大さに魅かれ、ここでなら本当にグローバルリーディングの日本語教育機関を目指せるのではないかと心が動き、入社を決断しました。

――他の日本語学校とTCJの違いを感じる点はありますか?

まさに、「ミッション・ビジョン」の大きさが違うと思います。世界中の人にという視点でグローバルNo.1を目指すという視点で語っているのは、日本語教育業界では稀なものだと思います。このような、会社として目指しているスケールの大きさに惹かれて入社しました。一方で、壮大なビジョンを実現していくためには、ソフト面も十分に整える必要があるというプレッシャーは感じています。

――前職ではどのような仕事をされていましたか?

前職でも日本語教育機関の教務主任として、留学生に対する日本語教育、進路サポート、生活サポートなどをするとともに、海外現地で留学の説明会を実施や、留学に向けた書類準備やビザ取得の準備などをサポートする募集活動にも携わっていました。

――TCJはどのような会社ですか?

TCJは一般的な「日本語学校」とは異なり、「先見性を持った企業」としての印象を受けています。例えば、働き方において、リモート勤務やフレキシブル勤務が可能です。また、業務に関するマニュアルや手続き面でもデジタル化を進めて、効率的な業務遂行・運用を目指しています。

また、平均年齢30代というところからも分かるとおり、20代から40代のメンバーが中心の職場で大変活気があります。年功序列ではなく、スタンス、モチベーション、パフォーマンスに基づいて評価される環境は、やる気のある方にとってはしっかりと評価に繋がっていくでしょう。

私は、前職が学校法人の職員であったので特に感じていますが、TCJでは、現場と経営層の距離が近く、新しい施策に迅速に取り組んでいる点が、特に魅力的な会社です。

――日本語学校の教務主任とはどのような役割なのですか?

一般的ではありますが、日本語学校は経営者として「校長・学院長」がいて、その下に現場側の総合的な責任者として「教務主任」がいます。教務という名前が付いていますが、現場側の責任者として、留学生の生活面のサポート、事務的な業務、さらには営業・学生募集にまで、日本語学校の現場業務をトータルで担っている方が多いです。

TCJでは、学校の規模に即して、教務・事務・営業と別れて運営しています。そのため、校内の教務に関する責任者として、授業のカリキュラムや独自教材、試験などの作成や、使用教材の選定など直接日本語の授業にかかわることはもちろんですが、それ以外にも教員の採用や研修といった人事的な業務も担います。

――教務主任として、どのような点にやりがいを感じますか?

教務主任は日本語学校全体のクラスにおける在籍管理や諸問題への対処など、幅広い業務への対応が必要です。全体にかかわっていく分、かかわる教職員のメンバーや学習者の数も増えていくため、何か目的を達成したり、問題を解決したりできたときに、喜びや達成感を感じられる機会も多く、同時にやりがいも感じられます。

――教務主任には希望すればなれるものですか?

一般的な日本語学校では、現場側の総合責任者として長く職務を担っている方が多いのではないかと感じています。法務省告示校(留学生を受け入れることの出来る日本語学校)では、一般的には日本語教師の経験を3年以上という要件が語られていますが、そものポジションは限られており、チャンスや求人については狭き門になっているのが現状ではないでしょうか。

また、現場側責任者として、日本語学校全体のかじ取りをやっていくという大変責任ある業務について、率先してなりたいか?という課題もあります。私も同僚たちから、将来教務主任のポジションで働きたいと思ってもらえるように意識しています。井上さん大変だよなと思われているうちは、未熟であると思います。

――TCJで働く上で大切にしていることは?

日本語学校として規模や事業の幅が広いため、携わる人が多岐にわたります(留学生以外にも、在日外国人向けの日本語講座や、日本語教師の資格取得のための日本語教師養成講座も運営しています)。他事業部とのコミュニケーションが無いと業務が進まないと感じており、他部署との協働という点については力をいれています。

――業務のスピード感はどのような感じですか?

非常に速いスピードで物事が動いています。これは、とても感じています。

速度の速さについていくために、リーダー格スタッフの数を増やし、私とメンバーとの間に入ってもらい、組織間の意思疎通を活性化できるように調整しています。

経営層から落ちてくる課題をどのようにかみ砕き、メンバーへ伝搬させていくか?というところには、課題を感じています。

――留学生とのコミュニケーションで心掛けている点はありますか?

留学生は世界中の多くの国や地域から日本に留学していきていますので、宗教をはじめ様々なバックグラウンドがあります。昨今言われている、多様性(ダイバシティ)に非常に富んだ環境です。

そのような中でも、教室に1歩入ると、教師と学習者という目に見えない上下関係が出てしまうケースが多々あります。教える側と教わる側の立場の違いはありますが、どちらが上・下ということはないと思っています。一人の人として相手を尊重する気持ちを持って、コミニケションを取ることを心掛けています。

――今後のキャリアパスについて教えてください。

「ミッション・ビジョン」にある、グローバルリーディングカンパニーとなるという学校のミッション・ビジョンを実現していきたいと考えています。一般的な日本語学校でいうと、教務主任の次は学校長・学院長という立場で、学校全体のかじ取りを行っていくのが一般的なキャリアなのでしょうが、私はまだそこまでの準備(気持ち・器量)が整っていないと思います。日本留学という分野の中で、グローバルリーディングカンパニーを目指すために動いていきたいです。

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